メディア運営で組織化した時にかかったお金(賃貸マンション版)

私はオフィスは借りずに賃貸マンションを利用しています。法人一期目でオフィスを借りるのが難しかったのと、最終的にスタッフ全員を在宅勤務にする予定だったので、普通の賃貸マンションを借りることにしました。

場所は埼玉で、都心まで40分ぐらいのところです。一時期都内に住んでいましたが、肌が合わなかったのと家賃が高いのに部屋が狭いのがストレスだったので、田舎に戻ってきました。

すでに2人のスタッフ以外は在宅勤務に移行しており、来年3月で全員在宅になります。記事を書く上で住む場所はあまり関係ありません。便利な世の中になったものです。

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事務所を借りるのにかかったお金

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私の場合は、前家賃、敷金2ヶ月分、礼金1ヶ月分だったので、50万円ほどでした。オフィスではなく自宅兼事務所という形で賃貸マンションを借りています。自宅は別にありますが、自宅兼事務所という形でしか借りられませんでした。

オフィスでも月10万円ぐらいで借りられたのですが、オフィスの月10万円とマンションの月10万円では明らかにマンションの方が環境が良かったです。

家賃12万円の3LDK(75平米)、駅から徒歩10分のところを借りました。知り合いの不動産屋さんにお願いしたので、審査はすんなり通りました。決算書すらない状態でしたが、前年の確定申告書のみで大丈夫でした。

メディア運営事業の場合、事務所にスタッフ以外の人が出入りすることがほとんどなく、住居として借りても問題ないと思いますが、本当は完全に事務所として契約するのが良いと思います。

登記住所にする場合はもちろんですが、登記住所にしない場合でも事務所または自宅兼事務所として借りましょう。マンションが事務所利用NGの場合でも自宅兼事務所としてならOKの場合もあります。この辺は不動産屋、オーナーの考え方やマンションの規約次第です。

規約的に事務所NGのマンションでも、人の出入りがなくてスタッフが少なければ、自宅兼事務所として貸してくれることも多いです。自己責任ですが、こういう借り方もあります。

賃貸マンションであれば保証金のようなものもなく、敷金が1~2ヶ月分、礼金が1~2ヶ月分あるだけですので、個人で引っ越す時とかかる費用は変わりません。(オフィスでも保証金なしの所もあります)

※事務所は会社名義で借りた方が良いですが、社長の個人名義でも特に問題はありません。実体課税というものらしいです。詳しくは税理士に確認してください。役員の自宅を社宅にする場合は、会社名義で借りる必要があります。

※広めのマンションを借りて、社長がそこに住みながら事務所にすることもできますが、これはやめた方が良いと思います。自宅と事務所スペースが完全に分かれているとしても、スタッフは働きづらいです。マンションを事務所にする場合でも、自宅とは別に借りましょう。

家具代

家具代などは合計で250万円ぐらいですね。時間が経っていて詳しい金額はあまり憶えていませんが、想定していた金額よりも全然低いなと思いました。

冒頭の写真はスタッフ3人+私で作業していた時の風景です。今はスタッフ2人しか出勤していないので、机は2つしかありません。

スタッフ一人に付き、PC1台、モニター2台、机、イスという感じです。合計で一人あたり25万円ほどかかりました。イラストレーターはMacなので合計40万円ぐらいかかりました。

7人分で200万円ぐらいです。一度にかかったわけではなく、一人入るたびに追加していった形です。

あとは、休憩部屋の机やテレビ、打ち合わせ部屋の机やイス、複合機、冷蔵庫、コンロ、ウォーターサーバー、エアコン2台などで、初期費用で50万円ぐらいかかったと思います。

打ち合わせ部屋はASPとの打ち合わせ用に用意しましたが、2回しか使っていません。ASPとの打ち合わせはこちらから行くことがほとんどです。

人件費

スタッフは現在7人で、社員が4人、パートが3人です。人件費はざっくり月130万円ぐらいです。

身内や知り合いを雇ったので求人に費用は発生していません。始めはどんどんスタッフを増やすつもりだったのですが、私が社会不適合者ぶりを発揮して増やすのをやめました。今のところメディア運営事業で人を増やす予定はありません。

増やすとしても業務委託や外注の形にして、直接雇用は避けたいと思います。

私には人を雇うとか無理でした。PC初心者からライターを5人も良く育てられたなと思います。まだまだですが、ここまで増やせただけで奇跡です。

ランニングコスト

人件費以外で毎月かかる費用は、家賃12万円、水道光熱費1万円、通信費1万円、消耗品費数万円で、月20万円ぐらいになります。

人件費を含めて、スタッフ7人を雇うのにかかっている毎月の費用は150万円ぐらいです。この人数にしては格段に安い金額かもしれません。給料は安くないと思いますが、他の部分でお金がかかっていません。

全員が在宅勤務になれば人件費以外はほとんどかからなくなります。在宅勤務になると電気代とかを自分で持つようになるので、そのぶん給料は上げています。

在宅勤務でやっていけるのか

事務所で一緒に働いて思ったのですが、記事を書く上では一人で作業する方がパフォーマンスが上がります。性格にもよると思いますが、一人の方が集中できます。

初心者の頃は教えることも多いので、始めから在宅勤務は難しいですが、ある程度一人で書けるようになったら在宅でも全く問題ありません。最近は私も在宅勤務になっています。事務所へ行く時間があったら記事を書け。

自宅作業になると時間的な余裕はできますが、そのぶん仕事をしている感覚がなくなるため、パフォーマンスが落ちる可能性もあります。このへんは時々気を引き締めるようにしているのと、結果でしか評価しないことを伝えることで解決しています。

ライターであれば記事の質と量、イラストレーターであればイラストの質と量でしか評価しません。働く時間や場所は自由です。手を抜いていれば質や量に変化が出るのでわかります。

やりとりは全てチャットワークを使っています。イラストレーターへの依頼もチャットワークです。

会社用、ライター用、イラストレーター用のグループチャットを作り、あとは個人とのダイレクトチャットです。

記事の書き方などの個人向けに言いたいことでも、全員で共有したい時はグループチャットで伝えています。他の人のやり取りをみて勉強してもらいます。

今までLINE+メールでやっていたのですが、チャットワークに切り替えました。チャットワークが便利なことは知っていたのですが、全員がパソコン初心者の状態でチャットワークの導入を考えると面倒で躊躇していました。

在宅勤務だとチャットワークの初期設定やデスクトップアプリ、スマホアプリのインストール方法や使い方を理解してもらうのですら大変です。Windows10の自動更新もそうですが、こういった作業は在宅勤務の大きなリスクです。

場合によっては各スタッフの家を回り設定しなければいけない時も出てきます。

チャットワークについては、全員が思いのほか簡単に導入できました。Windows10は苦戦しましたがチャットワークは余裕でした。今は快適すぎて「なぜオレはあんなムダな時間を・・・・・」という気分です。

記事のチェック

今は全スタッフの全記事をチェックしている状態で、なおかつ自分でも記事を書いているので、なかなかハードな毎日です。

スタッフが書く記事の量も増えているものの、文章については、まだ日本語的に難があるレベルの人もいるのでとにかく大変です。でも今年はしっかり見ることにしたので頑張るしかありません。

ただ、在宅勤務なのとチャットワークがあるので、あまりストレスは溜まっていません。私は何より”決まった時間に人と一緒に働くのがストレス”になることがわかりました。それは前からわかっていたことですが、社長になっても変わっていませんでした。仕事中、周りに人の存在を感じるだけでストレスです。社会不適合者な社長は、在宅勤務が良いかもしれません。

今年はスタッフの育成に時間を注ぎ、来年はスタッフ同士で記事チェックなどをしてもらうようにして、自分の時間を作りたいと思います。時間ができれば新しいサイトを作ったり、別の事業を始めることができます。

まとめ

この体制になって1年ほど(3人を社員にしてから4ヶ月)経ちますが、スタッフが作ったサイトからの売上は月30~40万円ぐらいです。本来なら余裕で赤字ですね。私のサイトで支えている形です。

一人でやった方が利益は増えます。何度また一人でやろうと思ったことか・・・・でもまだ諦めていません。年内の黒字化は難しそうですが、数年以内に黒字化できればOKです。

流れに任せてここまでやってきましたが、メディア運営を始めた当初には想像できなかったような状況になっています。人間5年でここまで変わるのかという感じです。

この記事を書いた人

竹内潤平のアバター 竹内潤平 代表取締役社長

Webマーケター/ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。
SEO、HTML、CSS、WordPressが得意です。複数のサイトを自分自身で運営・管理しています。当サイトも私がテーマカスタマイズや記事の作成をしています。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資でお金を借りた経験があります。
株式投資歴は20年以上で、現在は個別株投資やベンチャー投資をしつつ、NISAつみたて投資枠でオルカン、S&P500、日経225に投資しています。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

運営者情報

会社名 株式会社アルビノ
代表者 代表取締役社長 竹内潤平
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
電話番号 03-6914-6178
全社テレワーク中のため、お電話を頂いても対応できない状況となっています。
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設立 2014年10月20日
資本金 1000万円
事業内容 Webマーケティング支援
メディア運営
ライフプランコンサルティング
法人番号 7011101071501
本社所在地 〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-4-5
インボイス登録番号 T7011101071501
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