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株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

銀行員の年収ランキング【2023年版】地方銀行や信用金庫の平均年収

銀行員は年収が高いイメージがあると思いますが、銀行によって全然違います。

メガバンクは平均年収が800万円近くになります。しかし、地方銀行や信用金庫の平均年収は500万円を切るところもあります。

2023年3月時点の最新データでは、大手・地銀71行の平均年収は629.7万円でした。メガバンク3行の平均年収は806.9万円で、地方銀行60行の平均年収は604.2万円です。

このページでは、有価証券報告書を提出している71の銀行と、26のフィナンシャルグループのデータを基にした年収ランキングをご紹介します。

フィナンシャルグループの平均年収は、グループ全体の従業員ではなく重役のみの平均なので、一般的にイメージされる銀行員の給与ではありません。そのため、銀行単体とフィナンシャルグループは分けて掲載しています。

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銀行員の年収ランキング

順位 銀行 平均年収 平均年齢
1 三菱UFJ信託銀行 892.4万円 43.8歳
2 あおぞら銀行 869.6万円 43.8歳
3 三井住友銀行 842.8万円 39.4歳
4 みずほ銀行 793.2万円 39.5歳
5 三菱UFJ銀行 784.8万円 39.4歳
6 SBI新生銀行 779.8万円 42.8歳
7 住信SBIネット銀行 767.2万円 39.3歳
8 静岡銀行 753.3万円 38.9歳
9 千葉銀行 750.9万円 38.5歳
10 福岡銀行 723.4万円 36.4歳
11 中国銀行 723.4万円 39.1歳
12 スルガ銀行 717.4万円 44.9歳
13 三井住友信託銀行 715.8万円 41.8歳
14 七十七銀行 712.2万円 38.7歳
15 百五銀行 711.0万円 40.8歳
16 群馬銀行 706.6万円 41.2歳
17 りそな銀行 690.6万円 41.1歳
18 ゆうちょ銀行 684.5万円 44.8歳
19 京葉銀行 677.0万円 39.3歳
20 南都銀行 674.9万円 40.3歳
21 滋賀銀行 674.9万円 37.8歳
22 京都銀行 674.4万円 38.7歳
23 八十二銀行 671.5万円 42.1歳
24 北洋銀行 671.1万円 42.7歳
25 山陰合同銀行 670.3万円 41.6歳
26 阿波銀行 669.6万円 42.3歳
27 武蔵野銀行 659.9万円 40.6歳
28 大分銀行 650.9万円 39.0歳
29 楽天銀行 635.1万円 37.1歳
30 山形銀行 635.0万円 40.8歳
31 岩手銀行 633.2万円 39.8歳
32 大垣共立銀行 628.6万円 38.7歳
33 愛媛銀行 628.3万円 39.5歳
34 北國銀行 626.3万円 42.2歳
35 宮崎銀行 625.8万円 38.6歳
36 名古屋銀行 624.6万円 40.7歳
37 百十四銀行 623.7万円 40.9歳
38 四国銀行 622.5万円 38.1歳
39 秋田銀行 620.9万円 40.2歳
40 山梨中央銀行 613.7万円 38.7歳
41 千葉興業銀行 609.0万円 39.3歳
42 琉球銀行 608.8万円 40.8歳
43 東邦銀行 606.0万円 41.3歳
44 清水銀行 602.4万円 40.0歳
45 栃木銀行 602.3万円 40.0歳
46 佐賀銀行 597.4万円 41.1歳
47 筑波銀行 592.4万円 43.0歳
48 南日本銀行 570.7万円 38.7歳
49 東和銀行 570.4万円 40.7歳
50 大光銀行 567.3万円 42.6歳
51 紀陽銀行 566.4万円 38.8歳
52 西京銀行 564.6万円 37.9歳
53 福岡中央銀行 564.3万円 41.5歳
54 富山第一銀行 555.6万円 40.5歳
55 福井銀行 551.0万円 41.4歳
56 静岡中央銀行 549.4万円 38.5歳
57 富山銀行 547.9万円 42.3歳
58 高知銀行 541.0万円 41.0歳
59 トマト銀行 537.6万円 40.6歳
60 筑邦銀行 527.7万円 37.8歳
61 北日本銀行 525.5万円 39.5歳
62 東北銀行 519.5万円 40.0歳
63 沖縄海邦銀行 519.3万円 39.0歳
64 鳥取銀行 513.3万円 38.8歳
65 福島銀行 503.4万円 42.5歳
66 大東銀行 498.5万円 39.4歳
67 宮崎太陽銀行 486.7万円 37.6歳
68 豊和銀行 485.7万円 37.8歳
69 佐賀共栄銀行 475.6万円 40.3歳
70 福邦銀行 468.0万円 40.3歳
71 島根銀行 451.8万円 38.5歳

※2023年3月時点

最新の有価証券報告書が確認できた71銀行の「平均年間給与」と「平均年齢」のデータをランキング形式にしたものです。

イオン銀行、ソニー銀行、PayPay銀行、auじぶん銀行、オリックス銀行、セブン銀行、ローソン銀行などのネット銀行は、2023年7月時点で上場していないため情報が開示されていません。

2023年のランキングでは、昨年に引き続き三菱UFJ信託銀行が1位となりました。2021年は三井住友銀行が1位、2020年は東京スター銀行が1位でした。

三井住友銀行は平均年齢が若いにも関わらず年収が高いのが特徴です。東京スター銀行は第二地方銀行ですが、年収が高いのは中途採用者が多く新卒が少ないからのようです。

メガバンクや信託銀行は給与水準が高いので、銀行員の平均年収を引き上げています。地銀はメガバンク並のところもあれば、半分ぐらいのところもあるので銀行による差が大きいです。

地銀最大手の横浜銀行は年収ランキングの上位に入っているはずですが、コンコルディア・フィナンシャルグループとなり横浜銀行単体の給与が公開されていないため、銀行員の年収ランキングの調査対象から外れています。

地方銀行の年収ランキング

順位 銀行 平均年収 平均年齢
1 静岡銀行 753.3万円 38.9歳
2 千葉銀行 750.9万円 38.5歳
3 福岡銀行 723.4万円 36.4歳
4 中国銀行 723.4万円 39.1歳
5 スルガ銀行 717.4万円 44.9歳
6 七十七銀行 712.2万円 38.7歳
7 百五銀行 711.0万円 40.8歳
8 群馬銀行 706.6万円 41.2歳
9 京葉銀行 677.0万円 39.3歳
10 南都銀行 674.9万円 40.3歳
11 滋賀銀行 674.9万円 37.8歳
12 京都銀行 674.4万円 38.7歳
13 八十二銀行 671.5万円 42.1歳
14 北洋銀行 671.1万円 42.7歳
15 山陰合同銀行 670.3万円 41.6歳
16 阿波銀行 669.6万円 42.3歳
17 武蔵野銀行 659.9万円 40.6歳
18 大分銀行 650.9万円 39.0歳
19 山形銀行 635.0万円 40.8歳
20 岩手銀行 633.2万円 39.8歳
21 大垣共立銀行 628.6万円 38.7歳
22 愛媛銀行 628.3万円 39.5歳
23 北國銀行 626.3万円 42.2歳
24 宮崎銀行 625.8万円 38.6歳
25 名古屋銀行 624.6万円 40.7歳
26 百十四銀行 623.7万円 40.9歳
27 四国銀行 622.5万円 38.1歳
28 秋田銀行 620.9万円 40.2歳
29 山梨中央銀行 613.7万円 38.7歳
30 千葉興業銀行 609.0万円 39.3歳
31 琉球銀行 608.8万円 40.8歳
32 東邦銀行 606.0万円 41.3歳
33 清水銀行 602.4万円 40.0歳
34 栃木銀行 602.3万円 40.0歳
35 佐賀銀行 597.4万円 41.1歳
36 筑波銀行 592.4万円 43.0歳
37 南日本銀行 570.7万円 38.7歳
38 東和銀行 570.4万円 40.7歳
39 大光銀行 567.3万円 42.6歳
40 紀陽銀行 566.4万円 38.8歳
41 西京銀行 564.6万円 37.9歳
42 福岡中央銀行 564.3万円 41.5歳
43 富山第一銀行 555.6万円 40.5歳
44 福井銀行 551.0万円 41.4歳
45 静岡中央銀行 549.4万円 38.5歳
46 富山銀行 547.9万円 42.3歳
47 高知銀行 541.0万円 41.0歳
48 トマト銀行 537.6万円 40.6歳
49 筑邦銀行 527.7万円 37.8歳
50 北日本銀行 525.5万円 39.5歳
51 東北銀行 519.5万円 40.0歳
52 沖縄海邦銀行 519.3万円 39.0歳
53 鳥取銀行 513.3万円 38.8歳
54 福島銀行 503.4万円 42.5歳
55 大東銀行 498.5万円 39.4歳
56 宮崎太陽銀行 486.7万円 37.6歳
57 豊和銀行 485.7万円 37.8歳
58 佐賀共栄銀行 475.6万円 40.3歳
59 福邦銀行 468.0万円 40.3歳
60 島根銀行 451.8万円 38.5歳

※2023年3月時点

最新の有価証券報告書が確認できた60の地方銀行の「平均年間給与」と「平均年齢」のデータをランキング形式にしたものです。

例年通りなら、東京スター銀行が地方銀行のトップなのですが、2023年7月時点で2022年度の有価証券報告書が公開されていないため、最新のデータがわかりません。

東京スター銀行の2021年度の平均給与は807.8万円で、地方銀行ではダントツの1位でした。

東京スター銀行は上場していないので、そもそも有価証券報告書を出す必要性はありませんが、2021年度までは毎年公開されていました。

東京スター銀行は、ネット銀行と思われているかもしれませんが、東京都港区に本店を置く第二地方銀行です。

東京スター銀行は、2001年6月に東京相和銀行から営業を譲り受け、新たに免許を受けました。東京相和銀行は、第二地銀の預金量トップでしたが、バブル崩壊後の経営破綻によりアメリカの投資ファンド「ローンスター」が設立した東京スター銀行に営業譲渡しました。

フィナンシャルグループの年収ランキング

順位 銀行 平均年収 平均年齢
1 三井住友トラストHD 1,274.9万円 49.9歳
2 めぶきFG 1,234.5万円 48.7歳
3 四北越FG 1,161.8万円 50.7歳
4 三井住友FG 1,086.8万円 39.4歳
5 三菱UFJFG 1,041.7万円 40.1歳
6 みずほFG 1,038.0万円 41.4歳
7 コンコルディアFG 980.3万円 40.0歳
8 西日本FHD 979.9万円 49.8歳
9 あいちFG 978.3万円 49.8歳
10 ほくほくFG 968.4万円 49.2歳
11 ひろぎんHD 961.9万円 46.7歳
12 池田泉州HD 942.4万円 45.0歳
13 いよぎんHD 939.3万円 41.5歳
14 九州FG 930.8万円 44.5歳
15 三十三FG 930.0万円 52.6歳
16 北國FHD 926.9万円 43.5歳
17 十六FG 926.1万円 47.6歳
18 りそなHD 879.9万円 45.2歳
19 トモニHD 874.0万円 52.4歳
20 じもとHD 842.1万円 53.1歳
21 日本郵政 840.8万円 44.9歳
22 ふくおかFG 780.7万円 36.9歳
23 おきなわFG 763.0万円 45.5歳
24 東京きらぼしFG 757.5万円 44.3歳
25 プロクレアHD 738.4万円 38.8歳
26 山口FG 727.9万円 45.4歳

※2023年3月時点

最新の有価証券報告書が確認できたフィナンシャルグループの「平均年間給与」と「平均年齢」のデータをランキング形式にしたものです。

2022年はめぶきFG(常陽銀行・足利銀行)、2021年はコンコルディアFG(横浜銀行・神奈川銀行)が1位でした。

2023年のランキングから、新たにプロクレアHD(青森銀行・みちのく銀行)、あいちFG(愛知銀行・中京銀行)、いよぎんHD(伊予銀行)が加わりました。

ファイナンシャルグループやホールディングス傘下に入った銀行は、単体の有価証券報告書を提出しない事が多く、銀行員の平均給与額が確認できません。

ファイナンシャルグループ本体の有価証券報告書を確認すると、平均給与が1,000万円を超えることも珍しくなく銀行単体の給与とは乖離しています。

銀行員の平均年収ランキングにFGのデータを含めているものを見かけますが、FGの平均年収は一般的にイメージされる銀行員の平均年収ではありません。

FGの平均年収が高い理由

ファイナンシャルグループの平均年収が、銀行員の平均年収と比べて格段に高いのはなぜ?

FGの平均年間給与には、そのグループ傘下の銀行員の給与は含まれていません。比較的年齢が高い取締役や重役の給与が中心になるため、FGの平均年間給与は高くなるのです。

銀行員の平均給与では新卒新入社員のような給与が低い若い人も含まれますが、FG本体はベテランの総合職が多く、一般職はほとんどいないので平均的に給与が高くなります。

めぶきフィナンシャルグループ

※めぶきFG「有価証券報告書

傘下に常陽銀行や足利銀行を抱えるめぶきFGは、グループ全体で5,971人の従業員数ですが、めぶきFGとしてカウントされているのは14人だけです。FGの取締役や執行役員等の重役のみの平均給与なので、これだけ高額になります。

2021年は従業員数18人で1,104.1万円、2022年は16人で1,490.3万円でした。人数が少ないので人の入れ替わりなどでも平均年収が大きく変わります。

三井住友トラスト・ホールディングス

※三井住友トラストHD「有価証券報告書

年収ランキング上位の常連が、傘下に三井住友信託銀行や住信SBIネット銀行を抱える三井住友トラストHDです。

平均給与は、連結で2万人以上いる中の取締役や執行役員等を中心に285人の平均給与なので、これだけの金額になります。

ランキング上位の従業員数では、めぶきFG14人、四北越FG9人など少ないところもありますが、その中でこの従業員数で1位なのはさすがです。

グループ傘下の三井住友信託銀行や住信SBIネット銀行の従業員の給与は含まれていません。三井住友信託銀行については、別で有価証券報告書を開示しています。

三井住友フィナンシャルグループ

※三井住友FG「有価証券報告書

傘下に三井住友銀行やSMBC信託銀行を抱える三井住友FGは、1,000人以上の平均給与で平均年齢も40歳以下と若いので、実質的なFGの給与ランキング1位は三井住友FGと言えるのかもしれません。

グループ傘下の三井住友銀行やSMBC信託銀行の従業員の給与は含まれていません。三井住友銀行については、別で有価証券報告書を開示しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループ

※三菱UFJFG「有価証券報告書

傘下に三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行を抱える三菱UFJFGは、カウントしている従業員数が3,117人と多い上に、平均年齢も若いのに平均給与が1,000万円を超えているのはさすがですね。

グループ傘下の三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、日本マスタートラスト信託銀行、auじぶん銀行、中京銀行の従業員の給与は含まれていません。三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行は、別で有価証券報告書を開示しています。

FGの平均給与は従業員数によって大きく変わるので、FGの平均給与をランキングしても、その傘下の銀行の給与とは全く異なるものになります。

コンコルディア・フィナンシャルグループ

※コンコルディアFG「有価証券報告書

傘下に横浜銀行や東日本銀行、神奈川銀行を抱えるコンコルディアFGは、2021年のランキングでは1位でした。

2023年3月時点で、連結会社の従業員数は5,604人ですが、コンコルディアFGの従業員としてカウントしているのは6人だけです。

2021年、2022年は従業員数が9人で給与も1,000万円を超えていましたが、だいぶ順位を下げました。

FG傘下の銀行

グループ 銀行
三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、日本マスタートラスト信託銀行、auじぶん銀行、中京銀行
三井住友フィナンシャルグループ 三井住友銀行、SMBC信託銀行
みずほフィナンシャルグループ みずほ銀行、みずほ信託銀行
りそなホールディングス りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループ(近畿大阪銀行、関西アーバン銀行、みなと銀行)
三井住友トラスト・ホールディングス 三井住友信託銀行、住信SBIネット銀行
ソニーフィナンシャルグループ ソニー銀行、ソニー生命保険、ソニー損害保険
日本郵政 ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、日本郵便
auフィナンシャルホールディングス auじぶん銀行、auフィナンシャルパートナー(auカブコム証券、au損害保険、ライフネット生命保険)
AFSコーポレーション イオン銀行、イオン住宅ローンサービス
フィデアホールディングス 荘内銀行、北都銀行
じもとホールディングス 仙台銀行、きらやか銀行
四北越フィナンシャルグループ 第四銀行、北越銀行
めぶきフィナンシャルグループ 常陽銀行、足利銀行
東京きらぼしフィナンシャルグループ 東京都民銀行、八千代銀行
コンコルディア・フィナンシャルグループ 横浜銀行、東日本銀行、神奈川銀行
三十三フィナンシャルグループ 三十三銀行(三重銀行、第三銀行)
十六フィナンシャルグループ 十六銀行
ほくほくフィナンシャルグループ 北陸銀行、北海道銀行
北國フィナンシャルホールディングス 北國銀行
池田泉州ホールディングス 池田銀行、泉州銀行
山口フィナンシャルグループ 山口銀行、北九州銀行、もみじ銀行
ひろぎんホールディングス 広島銀行
トモニホールディングス 徳島銀行、香川銀行
ふくおかフィナンシャルグループ 福岡銀行、熊本ファミリー銀行、十八親和銀行
西日本フィナンシャルホールディングス 西日本シティ銀行、長崎銀行
九州フィナンシャルグループ 肥後銀行、鹿児島銀行
おきなわフィナンシャルグループ 沖縄銀行
プロクレアホールディングス 青森銀行、みちのく銀行
あいちフィナンシャルグループ 愛知銀行、中京銀行
いよぎんホールディングス 伊予銀行
京都フィナンシャルグループ 京都銀行

フィナンシャルグループやホールディングス(持株会社)の傘下に入っている銀行一覧です。

地銀グループで総資産規模が最も大きいのは、ふくおかFGで、2位がめぶきFG、3位がコンコルディアFGです。

FG傘下銀行の過去データ

銀行 平均年収 平均年齢
2022年3月31日時点
東京スター銀行 807.8万円 42.7歳
伊予銀行 671.1万円 37.4歳
愛知銀行 621.8万円 41.5歳
中京銀行 619.9万円 40.0歳
青森銀行 611.3万円 40.9歳
長野銀行 565.0万円 39.3歳
みちのく銀行 546.6万円 41.6歳
2021年3月31日時点
十六銀行 664.7万円 40.7歳
広島銀行 649.3万円 39.6歳
沖縄銀行 561.1万円 37.6歳
2020年3月31日時点
みずほ信託銀行 859.7万円 38.9歳
西日本シティ銀行 647.0万円 40.8歳
2019年3月31日時点
常陽銀行 699.5万円 39.3歳
2018年3月31日時点
池田泉州銀行 636.1万円 37.1歳
関西アーバン 625.7万円 39.4歳
第三銀行 584.7万円 39.2歳
三重銀行 580.6万円 37.8歳
みなと銀行 570.1万円 42.7歳
2017年3月31日時点
埼玉りそな銀行 644.6万円 38.1歳
2016年3月31日時点
横浜銀行 761.4万円 37.8歳
東日本銀行 663.6万円 38.0歳
足利銀行 628.9万円 41.4歳
但馬銀行 489.4万円 36.7歳
2015年3月31日時点
肥後銀行 636.4万円 40.6歳
きらやか銀行 568.6万円 41.3歳
荘内銀行 525.1万円 37.2歳

愛知銀行、中京銀行、伊予銀行はFGやHD入りしたことで、銀行単独の有価証券報告書を開示しなくなりました。

長野銀行は八十二銀行の完全子会社となり、2025年度に合併される予定です。

横浜銀行は今でも10位以内には入れるくらいの給与水準です。常陽銀行や東日本銀行なども上位に入ってくるはずです。

コンコルディアFGとグループ傘下の横浜銀行や東日本銀行の平均年収を比べるとだいぶ差がありますが、これはさきほど説明したとおりで、横浜銀行や東日本銀行は地銀の中では高い給与水準であることは間違いありません。

信用金庫職員の年収ランキング

信用金庫は有価証券報告書を開示していないため職員の平均給与は公開されていません。

信用金庫職員の給与は口コミに頼るしかありませんが、参考資料として平均年収.JPさんとOpenWorkさんのデータを載せておきます。

順位 信用金庫 平均年収
1 京都中央信用金庫 644万円
2 城南信用金庫 643万円
3 岡崎信用金庫 637万円
4 埼玉縣信用金庫 631万円
5 多摩信用金庫 628万円
6 尼崎信用金庫 624万円
7 城北信用金庫 619万円
8 京都信用金庫 587万円
9 大阪シティ信用金庫 573万円
10 岐阜信用金庫 565万円

※平均年収.JP「信用金庫の年収

平均年収.JPの信用金庫の年収データが何を基にしているかは不明ですが、サイト説明の中で以下のように書かれています。

この平均年収.jpは有価証券報告書や人事院の民間給与実態調査、国税庁の民間給与実態調査、総務省、厚労省の資料や独自に取得している年収査定のデータの分析し、平均年収を調べ統計情報などを聞き、年収を算出しています。

何かしらの根拠を持って作られたデータのようですが信頼性については不明です。

順位 信用金庫 平均年収
1 城南信用金庫 498万円
2 川崎信用金庫 497万円
3 碧海信用金庫 496万円
4 埼玉縣信用金庫 492万円
5 東京東信用金庫 485万円
6 西武信用金庫 473万円
7 京都信用金庫 462万円
8 京都中央信用金庫 447万円
9 巣鴨信用金庫 443万円
10 大阪シティ信用金庫 441万円
11 横浜信用金庫 424万円
12 多摩信用金庫 414万円
13 尼崎信用金庫 412万円
14 大阪信用金庫 411万円
15 瀬戸信用金庫 410万円
16 朝日信用金庫 407万円
17 城北信用金庫 404万円
18 浜松磐田信用金庫 400万円
19 岐阜信用金庫 395万円
20 岡崎信用金庫 386万円

※OpenWorkの企業データを基に作成

信用金庫の預金量ランキング上位20の信用金庫の口コミを基にランキングを作成しました。

OpenWorkさんの年収データは、口コミを投稿した人の自己申告の年収です。口コミを投稿する人はネットに慣れた若年層が多いため、平均年収は低くなります。

それぞれの信用金庫で投稿人数も異なるため信頼度は低くなりますが、他に参考になるデータがなかったので載せておきます。

銀行員になる方法

将来の夢で「銀行員になりたい!」という子供はあまりいませんが、昔は銀行員と言えば安泰の人気職業でした。

銀行ごとの新卒採用者数はそれなりに多いので、良い大学を出れば就職できないこともありませんが、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などの大手銀行はかなりハードルが高いです。

銀行員=高収入ですが、勤める銀行によっても変わってきます。メガバンクと規模が小さい地方銀行とでは雲泥の差があります。

高収入で比較的安定した職業と言えば銀行員ですが、銀行員になるのは簡単ではありません。銀行員になるために資格は必要ありませんが、総合職に就くためには、良い大学を出るのが必須条件です。

銀行員には、「総合職」と「一般職」があります。総合職は幹部候補生で、将来管理職になることが期待されています。一般職は、特定の部署で特定の業務を行うことを期待された人です。

総合職は転勤も多く、キャリアアップのために色々な部署で色々な仕事をしますが、一般職は事務や銀行の窓口業務など決まった仕事を継続して行うことが多いです。行員のほとんどが一般職です。

大手銀行なのか地方銀行なのかによっても倍率が違いますし、銀行ではありませんが信用金庫ならハードルも下がります。ただ、下がると言っても普通の大学を普通に出るレベルでは、総合職では採用されないでしょう。一般職なら短大卒や高卒でも可能性はあります。

また、銀行の採用試験で最も重要視されるのが「対人スキル」と言われています。銀行員は、企業やお客様と接触する機会が多く、コミュニケーションスキルが低いと学歴があっても落とされてしまうかもしれません。

持っているとプラスになる資格

役に立つ保有資格
  • FP技能検定2級以上
  • 日商簿記検定2級以上
  • 証券外務員一種
  • 銀行業務検定試験

FP技能士3級、日商簿記3級、証券外務員二種などでもプラスにならないことはありませんが、いずれも高校生レベルで受かる試験なので、上の級の資格があると良いですね。

銀行業務検定試験は、あまり聞き慣れない試験ですが、銀行や生命保険会社に勤めている人が受ける資格です。受験資格に制限はないので、銀行や保険会社に勤めていなくても受験することができます。

20代は安月給?40代以上は高給取り?

40代の銀行員だと年収1,000万円を超えるケースも少なくないようですが、20代のうちは上がりにくいのと、年功序列が基本の業種なので、20代のうちはそれほど高給ではないようです。

銀行員全体の平均年収と、上場企業全体の平均年収を比べても差はありません。銀行員=高給取りというわけでもありません。

また、40代以降は関連会社への出向や転籍も多くなります。転籍になると年収も激減するので、40代以降も安心はできません。

銀行は、昔は倒産することがない会社で、将来安泰の職業の筆頭でしたが、バブル崩壊後は倒産する銀行も出てきました。今はネット銀行も増えて競争が激化しているので、銀行員に求められるスキルも高まっており、離職する人も増えています。

銀行一筋で働いてきた人は、つぶしが効かず他の仕事に向かないと言われています。銀行業務は他の職業にはない狭い領域での仕事も多く、長く続けるほど転職するのが難しいかもしれません。

スルガ銀行の不祥事

2018年9月にスルガ銀行の不正融資が問題になりました。

会社ぐるみの不正で多くの従業員がかかわっていましたが、業績を上げるための上司からのパワハラ(脅迫)は相当ひどかったようです。

「数字ができないなら、ビルから飛び降りろと言われた」

「上司の机の前に起立し、恫喝(どうかつ)される。机を殴る、蹴る。持って行った稟議(りんぎ)書を破られて投げつけられる」

「ものを投げつけられ、パソコンにパンチされ、オマエの家族皆殺しにしてやると言われた」

これは、第三者委員会の調査(PDF)で、スルガ銀行の行員から得られたコメントの一部ですが、こんなことが銀行内部で行われていたなんて想像もできませんよね。

スルガ銀行は、銀行員の平均年収ランキングでは毎年上位に来ていますが、給料が高いぶん他の銀行よりも色々と大変だったのでしょう。

スルガ銀行の問題が明るみになる1年ほど前にこんな記事が公開されました。

この当時は、他にもスルガ銀行を褒めるような記事がありましたが、内情は全く違っていたということですね。年収が高い銀行でもホワイト企業はあると思いますが、変な噂がある銀行はやめた方がいいと思います。

入る前に銀行の善し悪しを判断するのは難しいですが、他行と比べて異様に業績が良い銀行や年収が高い銀行は避けた方がいいかもしれません。

大規模なリストラを始めた銀行

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は、今は大規模なリストラを実施しています。

メガバンクは今後も大きなリストラを抱えており、メガバンクに入社するのが人生の成功への道になるかは未知数です。

 リストラ策
三菱UFJ銀行 2023年度末までに全従業員の8分の1に相当する6,000人の人員削減
三井住友銀行 2020年度末までに約4,000人の人員削減
みずほ銀行 2021年度末までに約8,000人、2026年度末までに約19,000人の人員削減

銀行員を目指している人は、こういったニュースも頭に入っていると思いますが、銀行業務の多くが機械化されることで、必要な人員は減っていきます。

メガバンクに限らず地方銀行や信用金庫なども業務の自動化による人員削減が予想されます。

銀行員を目指している人も多いと思いますが、以前のように行員なら高収入で安泰という時代ではなさそうです。

銀行の知名度と平均年収

メガバンクは給料が高いイメージがありますが、毎年メガバンクが年収ランキングの上位にくるわけではありません。また、知名度や業績と平均年収も比例していません。

知名度がある地銀の横浜銀行や東日本銀行などがランクインしていないのは、フィナンシャルグループになり銀行単体のデータを開示しなくなったためです。

福岡銀行のようにフィナンシャルグループになってもグループとは別に開示しているところもあります。

金融機関の預金量ランキングでは、ゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行が圧倒的に多いですが、給与ランキングと預金量ランキングは全く違う結果になっています。

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この記事の著者(専門家)

株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

運営者情報

会社名 株式会社アルビノ
代表者 竹内潤平
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
電話番号 03-6914-6178
※電話対応はしていません。
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設立 2014年10月20日
資本金 1000万円
事業内容 Webマーケティング支援
ライフプラン・コンサルティング
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主要取引銀行 三菱UFJ銀行
住信SBIネット銀行
法人番号 7011101071501
本社所在地 〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-4-5
インボイス登録番号 T7011101071501

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