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株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

銀行の預金残高ランキング上位50行!【2023年】ネット銀行・地方銀行

最も預金残高が多い銀行はどこ?

全金融機関の預金量ランキングでは、1位がゆうちょ銀行で預金量は194兆9515億円です。2位は三菱UFJ銀行で預金量は192兆2722億円です。

※2023年3月期の有価証券報告書のデータをもとに作成しています。

ゆうちょ銀行は長年1位に君臨していますが、2位との差は2兆円まで迫ってきています。2022年時点では10超円の差がありましたが、三菱UFJ銀行の預金量が1年間で急増しました。

最も預金量が多い金融機関が、ゆうちょ銀行なのは意外かもしれませんが、元々が郵便貯金なので民営化前から利用している人も多いです。

ゆうちょ銀行には預入限度額があり、2,600万円(普通預金、定期預金各1,300万円)までしか預けることができません。それでこの金額は凄いですよね。

貸出金が最も多いのは、三菱UFJ銀行で97兆1277億円です。貸出金の額はメガバンク3行が圧倒的に多いです。ゆうちょ銀行は、自行で住宅ローンやカードローン、法人融資を行っていないため貸出金は5兆円と少ないです。

ゆうちょ銀行は、民業圧迫につながることが懸念され、預入額や貸出業務が制限されています。※預入限度額は、民業圧迫の批判を受けながらも、2019年に2倍に増額

ゆうちょ銀行、JAバンク、JFマリンバンクでは、預金ではなく貯金と呼称されますが、当サイトでは全て預金と記載しています。

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全金融機関の預金残高ランキングTOP50

順位 金融機関 預金量 貸出金
1 ゆうちょ銀行 194兆9515億円 5兆6043億円
2 三菱UFJ銀行 192兆2722億円 97兆1277億円
3 三井住友銀行 149兆9488億円 94兆3073億円
4 みずほ銀行 145兆1579億円 87兆2803億円
5 JAバンク 108兆6486億円 22兆9390億円
6 農林中央金庫 63兆8323億円 16兆9025億円
7 三井住友信託銀行 35兆0412億円 31兆9473億円
8 信金中央金庫 34兆6528億円 9兆5113億円
9 りそな銀行 34兆0950億円 22兆6557億円
10 横浜銀行 17兆8342億円 14兆1659億円
11 埼玉りそな銀行 16兆8904億円 8兆8113億円
12 千葉銀行 15兆4244億円 12兆1536億円
13 福岡銀行 13兆4104億円 11兆6353億円
14 静岡銀行 11兆7525億円 10兆0630億円
15 三菱UFJ信託銀行 11兆0763億円 2兆2721億円
16 北洋銀行 10兆8329億円 7兆7625億円
17 常陽銀行 10兆2512億円 7兆2229億円
18 西日本シティ銀行 9兆5551億円 8兆7378億円
19 楽天銀行 9兆1298億円 3兆7690億円
20 広島銀行 8兆9449億円 7兆2753億円
21 七十七銀行 8兆6611億円 5兆5701億円
22 第四北越銀行 8兆3876億円 5兆2881億円
23 京都銀行 8兆3759億円 6兆3059億円
24 八十二銀行 8兆1864億円 6兆1561億円
25 群馬銀行 8兆0537億円 6兆0497億円
26 新生銀行 8兆0353億円 7兆2556億円
27 住信SBIネット銀行 7兆9777億円 6兆6065億円
28 中国銀行 7兆9152億円 5兆5664億円
29 北陸銀行 7兆6112億円 5兆1863億円
30 関西みらい銀行 7兆2759億円 6兆9074億円
31 足利銀行 6兆9118億円 5兆3655億円
32 中央労働金庫 6兆9092億円 4兆6733億円
33 十六銀行 6兆2813億円 4兆7250億円
34 日本カストディ銀行 6兆2159億円 -
35 伊予銀行 6兆1890億円 5兆3260億円
36 北海道銀行 5兆8603億円 4兆3587億円
37 商工組合中央金庫 5兆7863億円 9兆6390億円
38 百五銀行 5兆7795億円 4兆5711億円
39 東邦銀行 5兆7769億円 3兆9171億円
40 南都銀行 5兆7276億円 3兆9666億円
41 大垣共立銀行 5兆7190億円 4兆5253億円
42 滋賀銀行 5兆7182億円 4兆3602億円
43 池田泉州銀行 5兆6159億円 4兆7863億円
44 山口銀行 5兆5541億円 4兆6055億円
45 山陰合同銀行 5兆5199億円 4兆3434億円
46 十八親和銀行 5兆5005億円 4兆2098億円
47 あおぞら銀行 5兆4973億円 3兆8813億円
48 肥後銀行 5兆4359億円 4兆4121億円
49 きらぼし銀行 5兆3482億円 4兆7353億円
50 京葉銀行 5兆3029億円 4兆0877億円

※2023年3月時点

2023年3月時点の全国551の金融機関の預金量ランキングで、上位50行を掲載しています。各金融機関の有価証券報告書やディスクロージャー資料を基に作成しています。(過去のランキングはこちら

ランキングには、銀行、労働金庫、中央金庫、信用金庫、信用組合が含まれています。信用金庫と信用組合については、「信用金庫と信用組合の預金ランキング」をご覧ください。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク三行の預金量がかなり増えています。メガバンクの順位では三菱UFJ銀行が長年1位に君臨しています。

地方銀行では横浜銀行が10位、埼玉りそな銀行が11位と預金量が多いです。埼玉りそな銀行は、もともとが地方銀行のあさひ銀行なので、金融庁の金融機関情報一覧では地方銀行の中に入っています。

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ネット銀行の預金残高ランキング

順位 ネット銀行 預金量 貸出金
1 楽天銀行 9兆1298億円 3兆7690億円
2 住信SBIネット銀行 7兆9777億円 6兆6065億円
3 イオン銀行 4兆3929億円 2兆4836億円
4 大和ネクスト銀行 3兆9403億円 1兆4986億円
5 ソニー銀行 3兆4608億円 3兆0097億円
6 auじぶん銀行 2兆7302億円 2兆3287億円
7 オリックス銀行 2兆0389億円 2兆2243億円
8 PayPay銀行 1兆6669億円 6244億円
9 セブン銀行 8247億円 355億円
10 GMOあおぞらネット銀行 4134億円 1911億円
11 UI銀行 3358億円 2710億円
12 ローソン銀行 845億円 7億円
13 みんなの銀行 227億円 70億円

ネット銀行の口座数

順位 ネット銀行 口座数
1 楽天銀行 1373万
2 イオン銀行 832万
3 PayPay銀行 696万
4 住信SBIネット銀行 605万
5 auじぶん銀行 517万
6 セブン銀行 275万
7 ソニー銀行 178万
8 大和ネクスト銀行 166万
9 みんなの銀行 67万
10 ローソン銀行 9万
- オリックス銀行 -
- GMOあおぞらネット銀行 -
- UI銀行 -

※2023年3月時点

ネット銀行やスマホ専業銀行(デジタルバンク)の預金量と口座数のランキングです。各銀行の決算資料やディスクロージャー資料を基に作成しています。※東京スター銀行は地方銀行に含まれています。

みんなの銀行は、ふくおかフィナンシャルグループが2021年5月に開業したデジタルバンクです。UI銀行は、東京きらぼしフィナンシャルグループが2022年1月にサービスを開始したデジタルバンクです。

最近はネット銀行が人気で、2つ目、3つ目の銀行としてネット銀行を選択する人も増えています。預金量でも楽天銀行や住信SBIネット銀行が、全金融機関の預金量ランキングの50位以内に入っています。

2023年3月29日に、住信SBIネット銀行がネット銀行として初めて東京証券取引所(東証スタンダード市場)に上場しました。住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行とSBIホールディングスが折半出資して創られた銀行です。

三井住友信託銀行とSBIホールディングスは、上場に際し4,146万株を売り出しました。両社の持ち分は、それぞれ50%から34.19%に低下します。

2023年4月21日に、楽天銀行がネット銀行2つ目の銀行として東京証券取引所(東証プライム市場)に上場しました。楽天銀行の株式は、楽天グループが100%保有していましたが、上場に際し5,201万株を売り出しました。上場後の持ち分は、63.33%に低下しています。

✓あわせて読みたい

地方銀行の預金残高ランキング

順位 地方銀行 預金量(億円) 貸出金(億円)
1 横浜銀行 178,342 141,659
2 埼玉りそな銀行 168,904 88,113
3 千葉銀行 154,244 121,536
4 福岡銀行 134,104 116,353
5 静岡銀行 117,525 100,630
6 北洋銀行 108,329 77,625
7 常陽銀行 102,512 72,229
8 西日本シティ銀行 95,551 87,378
9 広島銀行 89,449 72,753
10 七十七銀行 86,611 55,701
11 第四北越銀行 83,876 52,881
12 京都銀行 83,759 63,059
13 八十二銀行 81,864 61,561
14 群馬銀行 80,537 60,497
15 中国銀行 79,152 55,664
16 北陸銀行 76,112 51,863
17 関西みらい銀行 72,759 69,074
18 足利銀行 69,118 53,655
19 十六銀行 62,813 47,250
20 伊予銀行 61,890 53,260
21 北海道銀行 58,603 43,587
22 百五銀行 57,795 45,711
23 東邦銀行 57,769 39,171
24 南都銀行 57,276 39,666
25 大垣共立銀行 57,190 45,253
26 滋賀銀行 57,182 43,602
27 池田泉州銀行 56,159 47,863
28 山口銀行 55,541 46,055
29 山陰合同銀行 55,199 43,434
30 十八親和銀行 55,005 42,098
31 肥後銀行 54,359 44,121
32 きらぼし銀行 53,482 47,353
33 京葉銀行 53,029 40,877
34 武蔵野銀行 48,808 39,216
35 鹿児島銀行 48,049 41,253
36 百十四銀行 47,041 33,668
37 紀陽銀行 45,413 36,098
38 北國銀行 43,841 25,456
39 名古屋銀行 42,902 36,324
40 みなと銀行 38,167 30,531
41 三十三銀行 37,681 28,684
42 愛知銀行 37,077 30,069
43 山梨中央銀行 35,019 22,964
44 大分銀行 34,557 20,982
45 スルガ銀行 33,557 20,801
46 もみじ銀行 32,698 24,637
47 阿波銀行 32,571 21,696
48 岩手銀行 31,878 20,182
49 宮崎銀行 30,858 22,464
50 栃木銀行 30,584 20,317
51 秋田銀行 30,579 18,978
52 四国銀行 30,039 19,792
53 青森銀行 28,797 20,474
54 福井銀行 28,623 18,773
55 千葉興業銀行 28,342 23,567
56 佐賀銀行 27,835 21,890
57 山形銀行 27,483 18,011
58 琉球銀行 27,124 18,470
59 沖縄銀行 25,439 17,982
60 筑波銀行 25,130 19,512
61 愛媛銀行 23,091 19,275
62 徳島大正銀行 22,255 19,052
63 みちのく銀行 21,561 17,651
64 東和銀行 21,455 15,648
65 中京銀行 19,261 15,683
66 西京銀行 18,814 15,722
67 香川銀行 17,972 14,985
68 東日本銀行 16,731 16,643
69 熊本銀行 16,271 19,822
70 東京スター銀行 16,242 14,285
71 清水銀行 15,468 12,511
72 大光銀行 14,113 11,336
73 北日本銀行 14,015 10,414
74 北都銀行 13,620 9,599
75 荘内銀行 13,064 9,482
76 きらやか銀行 12,730 9,818
77 富山第一銀行 12,490 9,546
78 トマト銀行 12,133 10,206
79 但馬銀行 11,544 9,638
80 北九州銀行 11,536 13,526
81 長野銀行 10,804 6,950
82 仙台銀行 10,357 9,033
83 高知銀行 10,086 7,576
84 鳥取銀行 9,925 8,790
85 東北銀行 9,109 6,588
86 筑邦銀行 7,950 5,580
87 南日本銀行 7,772 5,788
88 福島銀行 7,641 5,844
89 沖縄海邦銀行 7,383 5,495
90 宮崎太陽銀行 7,362 5,441
91 大東銀行 7,258 6,612
92 静岡中央銀行 7,165 5,966
93 豊和銀行 5,623 4,203
94 富山銀行 4,972 3,828
95 福岡中央銀行 4,859 4,245
96 神奈川銀行 4,736 3,981
97 島根銀行 4,671 3,430
98 福邦銀行 4,327 3,492
99 長崎銀行 2,532 2,673
100 佐賀共栄銀行 2,355 1,907

※2023年3月時点

地方銀行のみの預金量ランキングです。都道府県別の中小・地域金融機関情報一覧のデータをまとめています。

地方銀行では横浜銀行が長年1位に君臨していますが、埼玉りそな銀行や千葉銀行との差はそれほど大きくありません。

埼玉りそな銀行は都市銀行として紹介されることもありますが、旧あさひ銀行(埼玉銀行、協和銀行が合併)の埼玉県内、東京都内の一部店舗を継承して営業を開始しました。

実質的な体制としては都市銀行の部類に入りますが、財務省のサイトでは地域金融機関に分類されています。そのため当サイトでも地方銀行に含めています。

第二地方銀行協会の会員である銀行を「第二地銀」と呼び、2023年時点で第二地銀は37行あります。預金量ランキングの中では、北海道に拠点を置く北洋銀行が第二地銀です。それ以外の地銀を「第一地銀」と呼ぶことがありますが、これは俗称であり正式名称ではありません。

地方銀行の自己資本比率と不良債権比率

地方銀行 自己資本比率 不良債権比率
埼玉りそな銀行 15.09% 0.96%
北海道銀行 8.99% 1.72%
青森銀行 9.43% 1.36%
みちのく銀行 8.09% 2.08%
秋田銀行 11.18% 2.56%
北都銀行 8.78% 1.31%
荘内銀行 10.57% 2.16%
山形銀行 10.25% 1.20%
岩手銀行 11.33% 2.23%
東北銀行 8.78% 2.88%
七十七銀行 10.96% 2.03%
東邦銀行 8.86% 1.24%
群馬銀行 13.23% 1.81%
足利銀行 12.17% 1.72%
常陽銀行 14.39% 1.39%
筑波銀行 8.97% 2.29%
武蔵野銀行 9.01% 1.82%
千葉銀行 11.02% 0.93%
千葉興業銀行 8.67% 1.80%
きらぼし銀行 8.23% 2.46%
横浜銀行 15.45% 1.24%
第四北越銀行 9.15% 2.32%
山梨中央銀行 10.26% 1.12%
八十二銀行 16.55% 1.71%
北陸銀行 9.06% 2.67%
富山銀行 8.03% 2.37%
北國銀行 8.51% 2.47%
福井銀行 7.67% 1.18%
静岡銀行 15.5% 1.02%
スルガ銀行 13.04% 10.48%
清水銀行 8.47% 1.18%
大垣共立銀行 7.92% 1.39%
十六銀行 9.35% 1.35%
三十三銀行 7.81% 2.45%
百五銀行 12.23% 1.39%
滋賀銀行 15.52% 1.91%
京都銀行 12.97% 1.56%
関西みらい銀行 8.68% 1.80%
池田泉州銀行 11.41% 0.99%
南都銀行 8.95% 1.46%
紀陽銀行 12.26% 2.25%
但馬銀行 7.82% 1.17%
鳥取銀行 8.06% 0.97%
山陰合同銀行 12.11% 1.36%
中国銀行 11.92% 1.89%
広島銀行 10.80% 1.15%
山口銀行 16.22% 1.14%
阿波銀行 10.89% 2.26%
百十四銀行 8.6% 1.77%
伊予銀行 14.17% 1.72%
四国銀行 8.62% 2.47%
福岡銀行 10.07% 1.59%
筑邦銀行 8.17% 3.10%
佐賀銀行 7.68% 2.05%
十八親和銀行 9% 1.85%
肥後銀行 10% 1.43%
大分銀行 9.6% 2.13%
宮崎銀行 8.66% 1.41%
鹿児島銀行 10.48% 1.99%
琉球銀行 8.76% 2.51%
沖縄銀行 9.55% 1.09%
西日本シティ銀行 12.49% 1.60%
北九州銀行 13.97% 1.90%
北洋銀行 11.48% 1.07%
きらやか銀行 7.66% 4.21%
北日本銀行 8.6% 1.83%
仙台銀行 7.91% 3.31%
福島銀行 7.33% 1.98%
大東銀行 9.65% 3.59%
東和銀行 10.44% 2.48%
栃木銀行 11.59% 2.10%
京葉銀行 10.88% 1.28%
東日本銀行 8.52% 4.1%
東京スター銀行 11.03% 1.50%
神奈川銀行 9.42% 1.86%
大光銀行 8.67% 2.37%
長野銀行 9.29% 2.40%
富山第一銀行 11.29% 2.78%
福邦銀行 5.93% 3.60%
静岡中央銀行 11.8% 1.49%
愛知銀行 8.82% 1.84%
名古屋銀行 11.7% 2.38%
中京銀行 7.04% 1.94%
みなと銀行 8.32% 2.14%
島根銀行 8.58% 2.10%
トマト銀行 8.67% 2.85%
もみじ銀行 11.46% 2.02%
西京銀行 7.49% 1.52%
徳島大正銀行 8.15% 1.96%
香川銀行 9.46% 1.83%
愛媛銀行 7.73% 1.74%
高知銀行 10.79% 4.07%
福岡中央銀行 9.38% 2.68%
佐賀共栄銀行 9.17% 4.01%
長崎銀行 10.45% 0.98%
熊本銀行 9.66% 1.81%
豊和銀行 9.21% 4.85%
宮崎太陽銀行 8.08% 1.79%
南日本銀行 8.11% 5.21%
沖縄海邦銀行 9.1% 3.28%

地方銀行の自己資本比率と不良債権比率を一覧にしました。ポジティブな指標ではないのでランキング形式にはしていません。

危ない銀行をチェックしたいときの指標になるのが、自己資本比率と不良債権比率です。

自己資本比率とは、総資産に対して自己資本が占める割合のことです。不良債権比率とは、総資産に対して不良債権が占める割合のことです。

自己資本比率が高く不良債権比率が低い銀行は健全性が高いと言えます。逆に自己資本比率が低く不良債権比率が高い銀行は危ないと言えます。ただし、この2つの指標だけで銀行の危険性が測れるわけではありません。

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都市銀行とその他の銀行の預金残高ランキング

順位 都市銀行など 預金量 貸出金
1 ゆうちょ銀行 194兆9515億円 5兆6043億円
2 三菱UFJ銀行 192兆2722億円 97兆1277億円
3 三井住友銀行 149兆9488億円 94兆3073億円
4 みずほ銀行 145兆1579億円 87兆2803億円
5 JAバンク 108兆6486億円 22兆9390億円
6 りそな銀行 34兆0950億円 22兆6557億円
7 SBI新生銀行 8兆0353億円 7兆2556億円
8 あおぞら銀行 5兆4973億円 3兆8813億円
9 JFマリンバンク 2兆7510億円 5,121億円
10 SBJ銀行 1兆0634億円 1兆0809億円
- 整理回収機構 - -

※2023年3月時点

都市銀行やその他の銀行、協同組合の金融機関の預金量ランキングです。各銀行の有価証券報告書やディスクロージャー資料を基に作成しています。

ゆうちょ銀行は、郵政民営化法によって設立された銀行で、日本郵政公社から郵便貯金事業などを引き継ぎました。JAバンクは農業協同組合の銀行で、JFマリンバンクは漁業協同組合の銀行です。

あおぞら信託銀行は、2018年にGMOあおぞらネット銀行に名称を変更し、ネット銀行業務を開始しました。その後、GMOあおぞらネット銀行は吸収分割により、信託業務をあおぞら銀行に譲渡しています。

SBJ銀行は2009年9月に開業した韓国の大手銀行で、外資系銀行ではシティバンクに続き2番目に国内銀行として金融庁の許可を受けました。

信託銀行の預金残高ランキング

順位 信託銀行 預金量 貸出金
1 三井住友信託銀行 35兆0412億円 31兆9473億円
2 三菱UFJ信託銀行 11兆0763億円 2兆2721億円
3 日本カストディ銀行 6兆2159億円 -
4 みずほ信託銀行 3兆2502億円 3兆0657億円
5 SMBC信託銀行 3兆2800億円 2兆0434億円
6 野村信託銀行 1兆1721億円 7982億円
7 日本マスタートラスト信託銀行 458億円 4804億円
8 日証金信託銀行 - 5098億円
- 新生信託銀行 - -
- 農中信託銀行 - -
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※2023年3月時点

信託銀行のみの預金量ランキングです。各銀行の有価証券報告書やディスクロージャー資料を基に作成しています。

信託銀行とは、銀行業務に加えて信託業務も行う銀行のことです。信託業務とは、個人や企業が持つ財産を預けて管理・運用することです。

日本カストディ銀行は、りそな銀行、三井住友トラスト・ホールディングス系列の日本トラスティ・サービス信託銀行とみずほフィナンシャルグループ系列の資産管理サービス信託銀行が統合して発足した資産管理専門銀行です。日本トラスティ・サービス信託銀行、資産管理サービス信託銀行、JTCホールディングスが含まれています。

日証金信託銀行は預金残高を公表していません。新生信託銀行は、預金業務を行っていません。貸出金の記載がない農中信託銀行以下の銀行は、ディスクロージャー資料を開示していません。

労働金庫の預金残高ランキング

順位 労働金庫 預金量 貸出金
1 中央労働金庫 6兆9092億円 4兆6733億円
2 近畿労働金庫 2兆4407億円 1兆5231億円
3 東北労働金庫 2兆3014億円 1兆3592億円
4 東海労働金庫 2兆1121億円 1兆6658億円
5 九州労働金庫 2兆0919億円 1兆5389億円
6 中国労働金庫 1兆3043億円 8299億円
7 静岡労働金庫 1兆2497億円 9744億円
8 北海道労働金庫 1兆0811億円 7844億円
9 新潟労働金庫 9013億円 3771億円
10 北陸労働金庫 8185億円 4779億円
11 長野労働金庫 7617億円 4007億円
12 四国労働金庫 6577億円 4166億円
13 沖縄労働金庫 3170億円 2411億円

※2023年3月時点

労働金庫(ろうきん)のみの預金量ランキングです。各ろうきん公式サイトやディスクロージャー資料を基に作成しています。

ろうきんとは、労働組合や生協の会員が互いに助け合うために創った福祉金融機関です。団体会員向けに低金利の自動車ローンやカードローンを提供しています。

ろうきん1位の中央労働金庫は、首都圏(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県)を営業エリアとしています。

中央金庫の預金残高ランキング

順位 中央金庫 預金量 貸出金
1 農林中央金庫 63兆8323億円 16兆9025億円
2 信金中央金庫 34兆6528億円 9兆5113億円
3 商工組合中央金庫 5兆7863億円 9兆6390億円

※2023年3月時点

中央金庫のみの預金量ランキングです。各中央金庫のディスクロージャー資料を基に作成しています。

農林中央金庫は、農業協同組合(JA)、森林組合(JForest)、漁業協同組合(JF)等の出資による協同組織の全国金融機関です。

農林中金の預金には、JA・JForest・JFグループおよび金融機関などからの預金も含まれています。

Q.農林中央金庫と、JAバンク・JFマリンバンクとの関係を教えてください。

A.「JAバンク」は、JAバンク会員であるJA(農協)、JA信農連、農林中央金庫にて構成する、実質的にひとつの金融機関として機能するグループの名称です。

※農林中央金庫公式サイト

JAグループ組織内の資金の流れは以下のようになっています。

※系統信用事業の現状と農林中央金庫の役割より(PDF)

農林中金は運用規模が大きく、日本最大のヘッジファンドと呼ばれています。

信金中央金庫は、全国の信用金庫を会員とする協同組織形態の金融機関で、信用金庫の系統中央機関です。

商工組合中央金庫は、政府と民間団体が共同で出資する唯一の政府系金融機関です。幅広い総合金融サービスを行っていて預金よりも貸出金の方が多いのが特徴です。

銀行と信用金庫の違い

銀行と信用金庫の違いがよくわからないのですが、何が違うのですか?

適用される法律や運営方針など根本的な部分が違いますが、利用者側からするとどちらも大きな違いはありません。

メガバンクでも地方銀行でも信用金庫でも好きな所を選びましょう。ゆうちょ銀行やJAバンクでも構いません。

銀行は、全国展開している都市銀行と、地域密着型の地方銀行、ネット利用が主軸のネット銀行などに分けることができますが、もう一つ私達が馴染み深い金融機関に「信用金庫」があります。

信用金庫も銀行だと思っている人も多いですが、信用金庫は銀行ではありません。信用金庫は信用金庫法が適用される金融機関です。

信用金庫の業務は、預金の受け入れや融資・ローン、手形・小切手の発行などですが、預金者や融資先は地元の住民や企業が中心です。

2022年現在、全国に254の信用金庫があり、100兆円を超える資金を運用しています。

銀行 信用金庫
業務内容 預金・融資・為替 預金・融資・為替
組織 営利の株式会社 会員出資の非営利法人
法律 銀行法 信用金庫法
設立目的 金融の円滑を図る 金融の円滑を図る
貯蓄の増強に資する
預金制限 なし なし
融資 制限なし 原則として会員が対象
金利 銀行による 銀行と同等
カードローン あり あり
総量規制 対象外 対象外

銀行は営利法人なので、利益を出して株主に還元する使命があります。

信金は、相互扶助を目的とした共同組織の金融機関です。会員である住民や中小企業の利益を求め、地域社会を発展させることを使命としています。

出資と議決権

信用金庫は自己資本ではなく、会員からの出資によって成り立っています。営業区域内の個人・法人から出資金を受け出資証券を発行しています。

出資できるのは地元の中小企業や個人に限られており、出資証券は、出資額にかかわらず1人1票の議決権を持ちます。

信用金庫の事業融資

信用金庫から融資が受けられるのは、その信用金庫がある地域の会員中小企業のみです。

信用金庫の事業融資
融資額 1,000万円以下が一般的
金利 信金やプランによる
条件
  • 地元の会員中小企業
  • 従業員300人以下
  • 資本金9億円以下

条件については、 「同一事業を引続き3年以上行っている方」「直近の決算書または確定申告書における売上高が1億円未満の方」など信金や融資プランによって付加されます。

銀行融資と同じように保証協会の保証付融資もあります。中小企業の場合、都銀から融資を受けるのは難しく、地銀や信金が候補になりますが、地銀よりも信金の方が融資を受けやすいと言われています。

中小企業の経営者は、日頃から預金などで信金を利用しておき、いざという時に融資が受けられるようにしておくのが良いかもしれません。

私が使っているカードローン
プロミスのおすすめポイント
プロミスカード
  • 原則、勤務先への電話確認なし
  • 最短3分で融資
  • カードレス契約も可能
  • 原則24時間最短10秒で振込融資
  • 学生アルバイトでも借りられる
  • クレジット機能付きのプロミスVisaカードあり
  • SMBCグループ
※審査結果によっては電話による在籍確認あり
※申込時間や審査により希望に添えない場合あり

この記事の著者(専門家)

株式会社アルビノ代表取締役。ファイナンシャルプランナー。埼玉県飯能市出身、1978年12月25日生。趣味は登山。Webライター歴23年。カードローン利用歴16年。現在は消費者金融3社、銀行カードローン3社の契約あり。
個人で自動車ローンや住宅ローンを利用したことがあり、起業してからは法人で銀行融資や日本政策金融公庫の一般貸付、マル経融資で借りた経験があります。
FP技能士、宅地建物取引士、日商簿記検定、証券外務員の資格を保有。

運営者情報

会社名 株式会社アルビノ
代表者 竹内潤平
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
電話番号 03-6914-6178
※電話対応はしていません。
お問合せ メールフォーム
設立 2014年10月20日
資本金 1000万円
事業内容 Webマーケティング支援
ライフプラン・コンサルティング
メディア運営
主要取引銀行 三菱UFJ銀行
住信SBIネット銀行
法人番号 7011101071501
本社所在地 〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-4-5
インボイス登録番号 T7011101071501

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